●死後事務委任契約(葬儀の代行)
亡くなった後の事務的な手続きを行う事を約束する契約です。
例えば以下のような事柄です。
・死亡の連絡(親族や知人などへ)
・行政への手続き、届出
・葬儀・お墓の準備や手続き
・医療費や施設への未払い金の精算、退去手続き
・各種サービス(電話、インターネットなど)の解約、精算
・遺品整理(家の片づけ)
・納骨、永代供養の事務
・ペットの世話
・関係先の通知、連絡 など
これらは「相続手続き」や「遺言執行」とは異なるものです。
特に一人暮らしの方などは、孤独死なども深刻な問題となっておりますので、遺言と併せて考慮されると有意義ではないかと思われます。
また、家族が遠方にいるため頼みにくかったり、誰にも迷惑をかけたくない場合などに有効です。
※お引き受け手がいらっしゃない場合、弊所に委任されることもできます。
●契約書 作成の流れ
①お問い合わせ(お気軽にお問合せください)
▼
②ご相談(場所は、当事務所またはご自宅などをご指定ください)
▼
③ご依頼(ご相談の結果、ご納得いただける場合は、正式にご依頼いただきます)
▼
④ご入金(着手金をお支払いただきます)
▼
⑤調査・資料収集
▼
⑥面談(委任者、受任者双方に契約書案について面談を行います)
▼
⑦ご検討(契約書案について内容を確認していただきます)
▼
⑧公証人との打合せ(弊所が事前に公証人と内容を打合せします)
▼
⑨公証役場で公正証書の作成 (公証役場で別途手数料15,000円程度が必要になります)(印鑑登録証明書、実印が必要)
●死後事務委任契約(葬儀の代行)の受任●
亡くなった後の事務的な手続きを弊所がお引き受けすることもできます。
(受任の例)
1 死亡直後(当日)の緊急対応手続き
・病院・入所施設等から死亡又は危篤の連絡を受け現地へ駆けつけ
・葬儀社へ連絡を取り、ご遺体引取りと葬儀の手配、お寺への連絡
・ご指定の関係者へ死亡通知と会葬の案内
・死亡診断書の受領、死亡届の提出、火葬許可の取得
・病院・入所施設の居室内の私物整理、貴重品の回収
・通夜の手配
2 葬儀・告別式・火葬に関する手続き
・葬儀の主宰(喪主)として、生前にご希望のあった方法で葬儀
・火葬およびご遺骨の収骨
3 永代供養・埋葬・散骨に関する手続き
・ご遺骨を、ご希望の墓地・納骨堂へ埋葬
4 入院費・施設利用料の清算手続き
・入院・入居費の清算、解約などの諸手続き
5 行政官庁への諸届け、公共サービスの解約・精算、住民税等の納税手続き等
・電気・ガス・水道や電話、新聞、インターネット等の解約、利用料金の清算など
・健康保険証や運転免許証など行政機関の発行する資格証明書の返納
・死亡年度分の住民税および固定資産税など未払いの税金の納税手続き
6 住居内の遺品整理
・遺品整理業者に依頼して、住居内の遺品の撤去
・貴重品の保管、形見分けの引渡し
・パソコンや携帯電話、デジタルカメラ等のハードディスク、記録メディア等の破砕処分
・賃貸物件の場合、不動産賃貸借契約の解約、住居引渡し当日までの鍵の管理、家賃・敷金の清算
7 関係者への死亡通知
・友人、知人ほかご指定の関係者へ死亡通知
・郵便物の配送停止依頼