●● よくあるご質問 ●●
Q 行政書士は相続でどんなことをするの?
行政書士に似たような〇○士と言われる人がいますが、どう違うのですか?
A 行政書士、弁護士、司法書士、税理士等はいずれも国家資格者です。
身近な相続に関して言えば、おおまか次のような場面で国民の利便に供しています。
それぞれの領分を侵すことは法律で禁止されています。
Q 相続で大切なことはなんですか?
A あなた自身は相続で、我慢をしたり悔しい思いをした経験はありませんか?
相続にあたって一番大切なことは「事前対策」をしっかりしておくことです。
「相続の事前対策」とは、相続人同士が相続財産をめぐって円満に相続するように対策することです。
相続を扱う国家資格者である弁護士や行政書士には「権利義務に関する書類作成」することが認められています。
両者の違いは、主に弁護士は調停、裁判を通じて争いを解決するのに対し、行政書士は法務書類(遺言書原案、遺産分割協議書等)の作成を通じて、争いを未然に防ぐことにあります。
どちらも費用はかかりますが、前者の「争いを解決する」方が対応が複雑・長期になることから、どうしても費用は高くなってしまいます。
Q 料金の相場はどれくらいですか?
A 各事務所が自由に料金設定できますので、一概には言えません。
極端に安い料金では「安かろう悪かろう」「安物買いの銭失い」もあるかも知れません。
参考になるのが、日本行政書士会連合会の報酬額統計調査や(旧)日本弁護士連合会報酬等基準です。
行政書士の場合、同様の業務でも、弁護士との比較では大まか2分の1~5分の1、銀行との比較では4分の1程度の料金で済むようです。
Q 行政書士に手続きを依頼するメリットは何ですか?
A 行政書士に各種書類の作成を依頼すれば、費用はかかりますが、速やかに相続を終了することができます。
例えば、
・どんな書類が必要か、自分で情報を調べる時間
・実際に書類を集める時間
・(遺言書が無ければ)連絡をして日程調整する時間
・集合して、協議する時間
・法的に間違いのない書類を起案し、文書化する時間
・打ち合わせする時間
・申請したり受領する時間
・これらのための移動時間
・書類に不備があった場合、平日に訂正のための呼び出しに応じる時間など
これらは、行政書士にお金を支払うのではなく、自分の「時間を買う」と考えれば、外注の費用も決して高すぎるとはいえないのではないでしょうか。
面倒な作業は専門家に任せ、話し合いに専念した方が賢明です。